ジェンギズ ディクドウムシュ 作陶展『寺家ふるさと村 郷土文化館』にて （神奈川県 横浜市）

トルコ出身の陶芸家　ジェンギスズ　ディクドウムシュ　作陶展が　
寺家ふるさと村　郷土文化館で開催されています。　
２０１３．６/１（土）～６/１０（月）　１０：００～１７：００
トルコ伝統文様を創り出した『陶』
独自の明るい釉薬を使った『陶』　を　是非、お楽しみください。

陶芸家　ジェンギス　の　奥様は私の友人。手術をして退院したばかり。どうしているのか気になっているところにDMが届いた。日に日に良くなっているとのことだったが、痛みは？今後の治療は？気になってすぐにメールをした。届いた返信は、わりと元気そうで、作陶展で会うことができるとのことだったので、少しほっとした。ただ、メールって、本当の気持ちを吐き出すこともできるけど、ごまかすことだっていくらでもできる。早く会って様子が知りたい。。

家から電車を２本乗り継ぎバスに乗り、約１時間半かかるところに、作陶展が開かれている寺家ふるさと村はある。
携帯の乗継案内を使って下調べをきちんと行い、そこに友人からいただいた情報をプラスして、思ったよりスムーズにたどり着くことのできたそこは、広々とした田園風景の広がるとても心地の良い場所だった。

 
横浜市青葉区寺家町　寺家ふるさと村。
故郷を思い出させるこの風景。風が清々しくて、気持ち良い。
友人がバス停まで迎えに来てくれた。とてもやつれているのではないかと心配してたけど、以前と変わらない透き通る肌の素敵な笑顔がそこにあった。日傘を持たずに来た私に傘をさしてくれようとする。相変わらずやさしい心使い。日傘をさす習慣があったら私もこんなにしみだらけにならなかったのだけど。心地よいこの清々しい空気のようなやさしい笑顔で語られるその内容は、少し痛々しいものだった。心配で胸が張り裂けそうだったけど、この風景が重たい気持ちを軽くしてくれた。二人で郷土文化館のある里山へ向かって歩いて行った。

郷土文化館の入り口。とても風情がある。

里山の階段を登っていく。新緑がまぶしい。紅葉もとてもすばらしいそうだ。

この里山の中腹に作陶展が開催されている郷土文化館がある。日本情緒あふれるこの建物のギャラリーに、トルコのおおらかな心と日本人より日本の心を持った　ジェンギス　ディクドウムシュ　の作品が、とてもマッチする。その作品のような清々しく穏やかなジェンギスが居心地の良い笑顔で迎えてくれた。
彼に家で撮影した写真をみせた。とても喜んでくれた。これならブログにUPできる！

彼の作品のほんの一部を、つたない写真ですがご覧あれ～！
あっ！肝心の彼の写真を撮るのを忘れてしまった！次回は必ず！

本当に素敵な作品を堪能した。そして宝物をゲットすることができた。

この郷土文化館には、お茶室やお食事処がある。

＜白心庵＞
お茶室。着物姿の女性が。ここは着物がよく似合う。

お食事処

＜青山亭＞
ここで友人に季節のお弁当をご馳走になった。本当は、私の方がご馳走しなければいけないのにね。
とても静かで穏やかな眺めの良いお食事処で、いろいろな話をした。
「一緒にネットやろうね。」　
前向きになれた。なんだか私の方が元気をたくさんいただいた。

季節のお弁当　１，２６０円。心と体にやさしい味。とてもおいしい。

この寺家ふるさと村の心地よい空気をたくさん吸って、どうか早く良くなりますように。

 ジェンギズ　ディクドウムシュ
１９６６　トルコ共和国　首都アンカラ生まれ
１９８６　アナドル大学　陶芸学科卒業
１９９０　ハジェテペ大学　美術学部卒業
１９９１　来日　栃木益子町　（株）つかもと研究生
１９９８　山梨県上野原市にて独立
＜作家問合せ先＞成吉思窯　
〒４０９－０１１１　山梨県上野原市ゆずり原１４１５２－２
℡　０５５４－６７－２７２３

寺家ふるさと村　郷土文化館
午前９時～午後５時（入館は午後４時30分まで
毎週火曜定休 （祝日はその翌日）
〒227-0031　横浜市青葉区寺家町602
℡　０４５－９６１－５８６２