みじログ

お気に入りの風景やおすすめスポットなどを綴ります。

第一弾 女二人プチ旅行 in 箱根湯本 (神奈川県 湯本町)

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5月の最終日。待ちに待った幼馴染Mちゃんとのプチ旅行。こんな風に女同士で旅するって何年ぶりだろう。幼馴染の正式メンバー、実は4人。皆旅好きで、学生時代や就職してから、東北旅行や喜多方ラーメンの食べ歩きをした。ラーメンなんてそんな何杯も食べれるもんじゃないのに、若いってすごい!お腹いっぱいになりすぎて苦しかったこと、今でもよく覚えている。それから皆それぞれの道を歩きはじめ、いろいろな経験を積み、辛いことや苦しいことを乗り越え、またこうして一緒に旅ができる。4人皆が揃うのもそう遠いことじゃないよ。きっと。

今回、Mちゃんが案内してくれたのは、『箱根湯本』。事前にMちゃんがびっちりスケジュールを立ててくれ、それに添って移動、行動するだけでいいので、超楽チン。迷うことなくたどり着けた。感謝感謝!何度も足を運び、一人でも行くというMちゃん。Mちゃんのブログを見てテンションはあがる。

旅を目前に雨は続く。やっぱり私は雨女。Mちゃんに申し訳ないな。なーんて思っていたら、晴れた。Mちゃんのブログを見るとわかるけど、Mちゃんは晴れ女だ。またまた感謝!

早朝6時過ぎ、家を出発。電車2本を乗り継いで9時前に箱根湯本に到着。そこからバスに乗り、Mちゃんおススメのつきたて杵つき餅と甘酒をいただきに、甘酒茶屋
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東京はこの日26度とか。ここは涼しくて気持ち良い~。バス停を降りるとすぐに甘酒茶屋が。茅葺屋根が情緒を誘い、旅人になった気分にさせてくれる。

実は私、甘酒茶屋の知識が全くなかった。家へ帰ってからネットサーフィンしてみた。
人力-旧街道ウォーキング(こんなホームページ作れたら楽しいだろうな)の中の
甘酒茶屋(東海道-小田原~箱根)より
400年あまりの歴史をもつ甘酒茶屋は、畑宿と箱根宿のちょうど中ほどにある。箱根の関所を控えた場所に建つこの茶屋は、これから関所を通ろうとする旅人にとっては無事に関所を越えるべく身支度を整える場所であり、関所を通過することができた旅人にとっては、安堵のため息とともに小休止をとる場所だった。
現当主は、第12代目の山本達雄氏。かつては周囲に数件あった茶屋も、現在ではこの茶屋一軒になってしまったという。その製法は代々受け継がれており、砂糖などの添加物は一切加えず、麹の発酵によって生じる自然の甘みだけで作り上げられた甘酒に、毎朝、臼と杵でつきあげている力餅が実によく合う。今も毎朝7時に開店し、この昔ながらの「本来の甘酒」を旅人達に提供し続けている。なお、朝一番に訪れると、芳名帳に記帳することができる。』
なるほど。この茶屋を続けていくのも大変なご苦労があったに違いない。
そんなご当主のひととなりを垣間見ることのできる、これまたナイスなサイトを発見!
無我人ー夢に向かう人々のドキュメンタリーサイトの中の
第12代当主『山本達雄』  第13代当主『山本聡』
これを見てますます甘酒茶屋のファンになってしまった。

そんな甘酒茶屋での様子。
朝6時に何も食べずに家を出発したのでお腹ぺこぺこ。頭はお餅のことばかり。
バスの中で
「力餅、何を食べる? いそべ と くろごまきなこ と うぐいすきなこがあるんだけど。」
「全部食べた~い!」
というわけで、写真撮影もそこそこに中へ~

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茶屋の中は風情があってほっとする。
早速、力餅と甘酒を注文。

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甘酒。実は甘酒苦手だった。甘いのにお酒の味がする(米どころ出身なのに日本酒苦手)。そしてあのつぶつぶ感も。そんな私の甘酒のイメージを見事にくつがえしてくれた。する~っとさら~っと体にしみるやさしい味。これが江戸時代からの旅人の栄養ドリンクか。アルコールなしの米麹の甘さは赤ちゃんの離乳食にもいいらしい。お土産買えばよかった。

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お待ちかねの力餅。餅に関しては、故郷のずっしりと濃厚な味わいあるお餅を食べてきた私。ここ負けてないですね。そしてなんとも言えない うぐいす、黒ゴマきな粉のやさしい甘さ。和みますね。そして締めにいそべ。たまりませんね。3個をぺろりとたいらげた。

食後は、周辺の散策 アンド 撮影タイム。
隣に箱根旧街道資料館を発見!

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箱根旧街道休憩所。無料の休憩所となっているらしく、戸をあけて覗いてみる。

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しーん。誰もいない。無理矢理Mちゃんを連れてくる。
「この中、写真撮影していいのかな?」
「何も書いてないし、いいんじゃない。」
絵になるかどうか、ブログにUPするかどうかは別として、展示物を撮影できるチャンスはそうそうない。帰ってからの資料になるので、とりあえず、撮る。

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江戸時代の調度品。
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これは何?

この他、甘酒茶屋赤穂浪士神崎与五郎が休憩中馬喰に因縁をつけられたが、討ち入りを前に詫証文を書いたというエピソードを再現したコーナーなどがあった。

さぁ。それではバスに乗り秘湯に向け出発!
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秘湯に到着。
場所は ひ・み・つ。師匠のMちゃんがブログにも載せてないところ。Mちゃんの癒しの空間に人が殺到しては困る。
ちょっとだけヒント。近くにこんな川が流れてる。
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あー、やっぱり山奥の温泉はいいなぁ。少し塩分が入ってる感じのお湯。身も心も癒された。

秘湯に約4時間ほど滞在して、バスに乗り、駅前に向かう。午後3時を過ぎていて、お腹はぺこぺこ。DELi&CAFETERACE みつきに入る。さすがにこの時間は誰もいなくて私たちだけ。早川の流れを見ながらいただいたのがこれ!
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豆乳とろろうどん。お出汁のきいた讃岐うどんにお豆腐と長いも。そこに貝割だの海苔だの胡麻だのをトッピング。空腹のお腹にやさしい~。何気にヒット!夏の間、家での一人ランチの定番となりそうだ。

空腹も満たされ、駅周辺のお土産やさんをぶらぶら。おみやげを買いつつ、試食をつまみ食いしてデザートとし、お腹いっぱい。

電車の時間までまだ時間があったので、あじさい橋を渡り、ほたる公園へ。
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早川のせせらぎ。
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ほたる公園のあじさい。

午後7時すぎ。自宅へ戻る。頭も体もふらふらで何もできずに布団へ入る。
まる一日ご褒美をいただき、感謝!

箱根町観光協会公式サイト

甘酒茶屋公式サイト